番外編

居酒屋 万里ちゃん

 
 

平成22年6月22日 閉店

38年間にわたって、芦別の酒飲みたちを暖かく見守ってくれた「焼き鳥の万里ちゃん」がのれんを下ろす事になりました。

思い出の詰まった場所

高校をやめてぶらぶらしていた頃、大工だった父親に「手伝いに来い!」といわれていったのが、居酒屋「万里ちゃん」の新築工事だった。

当時は粋なマスターがいて、その名前をとって「かっちゃん」という店だった。

いちいちめんどくさいといって、マスターが日本酒の四斗樽を現場の真ん中においてくれたおかげで、毎日あちこちの現場から職人たちがそれを目当てにやってきた。

町も今よりずっと活気に溢れていたいい時代だった。

銘木をふんだんに使ったカウンターまわりは、「何十年か経って焼き鳥の煙を吸ったらいい色になるぞ」といっていた父親の言うとおり、金では買えない良い風情の店だった。

 


お持ち帰り焼き鳥「万里ちゃん」

TEL 0124-22-3987

 
 

ほかにも何軒か父親の手がけた店があったが、この「万里ちゃん」の閉店をもって、すべてがなくなった。

親父の仕事を眺めながら、酒を飲む店はなくなってしまった。

ということで、今回は特別編で紹介しました。


現在「万里ちゃん」は、焼き鳥のお持ち帰りで、営業しています。

アノ味を味わいたい方は、午前中に電話をすれば夕方までに受け取ることができます。

 
38年間ごくろうさまでした
 
 
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